子宮筋腫合併妊娠
こんにちは
副主任の松本です。
ご来院された妊婦のお客さんから
「検診に行ったら子宮筋腫があるといわれました。
妊娠前は気づかなかったのですが
大丈夫なものでしょうか?」
子宮筋腫は子宮にできる
良性の腫瘍のことです。
自覚症状がない方も多く
子宮筋腫があっても気づかない女性も多いです。
近年の生活習慣の欧米化により
その発症率は増えたとされています。
不妊症の原因や
流産のリスクが上がるとされていて
妊娠を希望されている方では
手術をされる方も多いのですが、
先述させていただいた通り
気づかない方多いので
妊娠によって気づいたという
ケースもあります。
それは、妊娠中の女性ホルモンの影響で
子宮が大きくなると同時に筋腫も大きくなり
検診によって発見されることもあるからです。
子宮筋腫があり妊娠されている方を
子宮筋腫合併妊娠といいますが
その割合は生活習慣の変化や
高齢での妊娠が多くなったことにより増えています。
子宮筋腫における妊娠中のリスクは経過をみる必要があります。
もちろん特に問題なく妊娠経過もよく
自然分娩されている妊婦さんもいます。
それは、妊娠初期では
ホルモンバランスの影響を受け
子宮筋腫が大きくなっていきます。
中期以降になると筋腫への血流量も
胎児に優先的にいくので減り
大きくならなかったり、小さくなったりします。
そうして、子宮の一部のようになり
特に問題のない場合も多いです。
しかし、流産・早産・破水・出血
または逆子のリスクなど諸々のリスク
そして、場合によっては帝王切開などの必要性が
十分考えられるので経過を観察するのは必要です。
子宮筋腫にはできる場所により3つに分けられ
そのタイプによりリスクも変わってきます。
ですが、どのタイプにおいても経過を観察し
生活習慣や食生活などの管理をしっかりとしていき
ママの体と赤ちゃんの体を守ることが
何より大切です。
質問いただいたお客さんも経過をみながら
ホルモンバランスなどの体調管理をサポートしつつ
元気なお子さんが生まれるサポートを
一緒に頑張っていきます♪
大島はり灸整骨院
松本悠花