過期産②
こんにちは
副主任の松本です。
今回は過期産のリスクを
お話していきます。
過熟児
胎盤機能不全症候群の症状が
認められる新生児のことをいいます。
適切な表現ではないとされており、
使用されません。
胎盤機能不全症候群
胎盤の機能は胎児が
お腹にいるからといって
永遠に昨日するものではありません。
胎盤機能の低下により
胎児への酸素供給、栄養の供給ができなくなり
胎児に様々なリスクと症状を
引き起こします。
巨大児
4000g以上の胎児を指します。
肩甲難産や
膣や会陰部の裂傷、外傷の原因になります。
羊水減少
一般に羊水量が100mlを下回る場合を
羊水過少としています。
羊水量は通常は
胎児が嚥下する量と
排尿する量とのバランスで決まります。
ですが、過期産における胎盤の状態から
胎児の排尿量が減少し羊水が減少していきます。
羊水減少があると分娩時の臍帯圧迫や
胎児の徐脈などのリスクが伴うので
そのような場合には
帝王切開になる事が多いです。
胎便吸引症候群(MAS)
通常、胎児は子宮内で
排尿はしますが、排便はしません。
ストレスなどがあり
便を失禁していまうことがあります。
便が浮遊して汚染された羊水を
分娩時の呼吸をした際に飲み込むと
気管に便が入り
重篤な呼吸障害を引き起こします。
上記のような症状のリスクが伴うので
日本ではしっかりとした定期的な健診を行い
母子の健康管理をしています。
今回のお話はここまで
次回は、誘発剤のことについて
お話していきましょう。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。
大島はり灸整骨院
松本 悠花