妊娠と葉酸
こんにちは
大島はり灸整骨院の松本です。
今回は妊娠と葉酸のお話です。
妊娠をご希望された時には
葉酸が必要というのは聞いたことが
あるかたが多いかもしれません
ですが、なぜ葉酸が
必要なのか知っていますか?
葉酸はDNA合成に必要な
水溶性ビタミンであり、
妊娠初期の胎児の発育に重要です。
特に!妊娠7週目頃までが
とても重要な時期なのです。
葉酸が不足すると
神経管閉鎖障害のリスクが
あるとされています。
因みに、神経管閉鎖障害とは
妊娠4~5週目において
胎児は脳や脊髄などの中枢神経系器官が
作られていきます。
その周期において起こる
先天性の異常のことを神経管閉鎖障害
といいます。
約1万人に6人の割合で
発症しているとされていますが
葉酸摂取をすることで
そのリスクが軽減されるとの
研究結果がでています。
欧米ではこうした結果から
1998年頃からパンやシリアルに
「葉酸付加の義務」をつけました
そうした努力により
欧米での先天性の異常が
軽減されたとされています。
ところが日本においては
現在も増加傾向にあります。
因みに葉酸の過剰摂取による
リスクは今現在は確認されておらず
水溶性という特性上
尿によって排泄されるので
妊娠中は余分に摂取する必要があります。
また、大量のアルコールは
葉酸の吸収・代謝を妨げるので
要注意です。