妊娠中の手の痺れ 手根管症候群
こんにちは。
鍼灸師の鈴木綾子です。
先日、妊娠中のお客さんで
「手が痺れて動かないんです」
という方が来院されました。
「寝ている間や、朝起きた後が辛いから、
ツワリ対策で枕の高さを変えたせいかな? 」
と仰いましたが、詳しく聞いてみると
痺れや違和感は、手の平の部分だけ。
枕の影響だと、肩から手にかけて
全体的に問題が出ることが多いはずです。
何が起きているのでしょう?
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ということで、今日のテーマは
【妊娠中の手の痺れ】
この方の状態は
「手根間症候群」というものです。
手根間症候群とは
妊娠中に起こる
マイナートラブルの一つです。
手首の内側には「手根間」という
トンネルがあり、血管や神経が通って
手の平に続いています。
そのトンネル内で
神経や血管が圧迫されると
痺れ
痛み
物がつかめない
力が入らない
などの手の症状が出て来るのです。
原因はまだ詳しく解明されていませんが
ホルモンバランスの変化によって
トンネルの内部に水分が溜まる事が
原因ではないかと言われています。
症状が出ている時は
無理に動かさず、安静にする事が
大切です。
また、予防法としては、
・手に関連する筋肉を緩める
・温める
・塩分を控えること
などがあります。
鍼灸治療では、筋肉を緩めること
血流をあげて温めることが出来るので
症状の予防、治療にオススメです!!!
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赤ちゃんが生まれる前に
色々やっておきたい事が
盛りだくさんありますよね。
そんな時、手が自由に動かないと
本当に困ると思います。
鍼灸治療を上手に活用して
快適なマタニティ生活を
送りましょう!!
最後までお読み頂き、
ありがとうございました!
鍼灸師
鈴木綾子