寝ていても痛みが走る急性腰痛 治療症例 40代 男性 江東区
性別
男性 40代
来院日
28年6月
症状
身体を使う仕事(大工)で疲れは常に感じていた。
3日前に急に痛くなり、仕事にならなくなってしまったので来院。
歩行でも、横になっても「ズキン」と痛む。
痛みがある腰は少し熱感が残っており、炎症が出ている。
背中や臀部の筋肉が固く、足も血流が悪いため冷えがかなり強い。
骨盤は後傾位で、腰椎は前弯が減少しているため、日ごろから腰の筋肉が固くなりやすい。
取引先へ気配りも必要になり
日頃から緊張感が強い。現場も出ているので心身ともに疲労感がある。
治療内容と経過
初回の治療は炎症があるため腰は浅く刺鍼した。
腰への血行を上げるため、足を温めながら治療を勧めた。
現場の仕事は熱感が取れるまで最低限休むよう指導。
2日後に来院。痛みは軽減し、熱感もとれていたため局所に治療。
臀部と足の治療を加えながら、4診目で治癒。
現在は40肩の治療に移行し、月に一回来院中。
同時に治療した症状
40肩
使用した主なツボ
殷門、腎兪、志室、内合陽
考察
脊柱がストレートバックで、胸椎の後湾が強く、骨盤も後傾しているため
起立筋を中心に筋肉が固くなりやすい体質。加えて、仕事で背筋を酷使するので
腰痛は加齢とともに増加する傾向がある。
ご本人は周囲への気配りが細やかな方だが、半面緊張しやすく、体が固くなりやすい。
その結果、血流が低下し症状が出やすい身体の状態になっていた。
今後は、温めながら自律神経を整えるアプローチも必要である。