腰痛の改善実績 30代 女性 デスクワーク
【腰痛 症例報告】
・患者像
Kさん 30代前半 女性
・来院
2016.5
・症状
主訴:腰痛
右腰が「じんじん」痛む。夕方になると辛くなってくる。お客さん本人は、連休明けにいきなり仕事が長時間続いたからだと感じている。仕事はデスクワークで座りっぱなしが一日中続く。
・所見
動作時痛:後屈で痛み出現
検査:ケンプテスト陰性
動作時に痛みが出現すること。日内変動が夕方になって疲労が蓄積されてくると症状が重くなること。検査所見などから筋肉性の痛みだと推察。
体全身のバランスは前額面からみた左右差が強く、一側(右側)に負担がかかっている状態が考えられる。
・治療経過と内容
1診目:患部を中心に背面へ鍼、オイルマッサージを行う。術後右腰の動作時痛が軽減。
2診目:腰の痛みは改善していた。1年前に転倒してむち打ちになった後の症状が長引いているので、そちらの施術ボリュームを増やす。
3診目:仕事量が増え、全身が辛い。最初の腰痛はなくなったが、疲労がたまると右半身が辛くなってくる。
以後、継続治療中
・治療方針
主訴の腰痛は、治療によって血流改善と保温をして改善させた。体にかかる負荷のバランスを整えていくことで、再発しにくい体作りへ移行。長時間同じ姿勢が続いたり、疲労がたまると症状が出やすいので根本的な血行改善が必要と考え、自宅ケアの指導も同時進行で行う。
・同時に治療した症状
むち打ち後遺症による左後頚部~左上肢の痛み
・使用した主なツボ
大腸兪、志室、肩外兪、内合陽、など
・考察
鍼治療によって症状は著効したが、疲労がたまると症状が出現しやすい。
根本的な改善のために、「血行が良く、めぐりの良い暖かい体になること」を目標に胃腸症状や冷え性の改善に取り組んでいる。