1か月続いた首の痛みが改善した症例 30代 男性
【患者像】
s.iさん 30代 男性
【来院】
2017,4,19
【症状】
主訴:首の痛み
一か月前からの首の痛みが続いている。1週間前から特に痛みが気になるようになった。
首を動かすとどの方向でも痛みを感じる。特に、首の後ろに強い痛みを感じる。
自分では原因がよくわからない。寝違えした覚えもない、なんで痛いのかがどこが痛いのかが気になる。
【治療経過と内容】
治療方針:
患部周辺の筋肉を緩める。脊柱のアライメント調整
頚椎~胸椎にかけての筋緊張緩和により可動域改善。
骨盤、腰部移行部の柔軟性を向上して上部胸椎、頚椎の代償作用を緩和させる。
1~3回目の治療では痛みの改善は自覚的にみられなかったが、可動域が大きく改善した。
5.6回目の治療で強かった首の後ろの痛みも消失。
【同時に治療した症状】
特になし
【使用した主なツボ】
天柱、風池、完骨、頚椎中部以下の狭脊穴、大椎、大腸兪、仙腸関節
【考察】
理学療法検査と可動域検査を行った結果、直接的な痛みは頚椎椎間関節やその周囲筋が原因と推察した。また根本原因として、矢状面の脊柱アライメントが崩れていることが考えられた。日常的な姿勢をヒアリングして問題点があがってきたので、治療とともに姿勢の作り方の指導を行った。患者も理解をして、3診目以降に長年の習慣を変えることにチャレンジしてくれた。その後、痛みの改善が大きく変化が出た。
治療でできることと、生活で改善することを同時に行えたため、治癒が速まったと考えられる。
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