肩関節可動域障害の治療実績 50代 女性
【症例】術後の肩関節可動域障害
【患者像】Y・Hさん 50代 女性 介護士
【初回来院(今回の症状に関して)】平成29年 11月
【症状と来院理由】主訴:右肩が上がらない
元々の持病の手術後、右肩関節の可動域が90度までしか上がらないという状況でした。趣味でバレエをやられており、来年の8月にはバレエでお世話になった恩師に発表会の誘いを受け、その発表会に参加するために腕を上げるようにしたいということでご来院されました。
【治療内容と経過】
<治療方針>
筋肉の緊張・拘縮の緩和、筋肉の柔軟性の確保、可動域改善
<治療経過>
自動運動では動きが制限が大きかったため、術後の筋の拘縮を徐々に取り除いていきながら運動療法・活法整体での可動域の改善を行っていきました。治療を続けていくにつれ、徐々に自動運動での可動域が改善されていきました。現在は腕もまっすぐに上げることができるようになりました。
【同時に治療した症状】肩こり
【使用した主なツボ、手技など】肩井 人迎 肩ぐう 巨骨 肩貞 天宗 臑兪 臂臑
【考察・まとめ】この患者さんは自宅でのケアをとても頑張って下さいました。日頃お仕事でお忙しいにもかかわらず身体を温めるように心がけてくださったり、治療を始めた頃は毎週欠かさず治療に来てくださいました。改めて継続治療の大切さと、並行して自宅でのケアを行っていくことが早く治癒へと導いてくれる道だということを実感できました。